ジレッタント 彷徨と喜憂

物見遊山が好きです

2022-01-01から1年間の記事一覧

地つづきの輪郭    大小島真木 高嶋英男 伏木庸平 増子博子  セゾン現代美術館 そして堤清二さんのこと

今年2022年の6月に長野に小旅行をした時、セゾン現代美術館に立ち寄った。 当然だけれども、この展覧会の会期はとっくに過ぎている。 タイムリーな記事とはならなかったが、いつものように散漫に書き連ねるのではなく、書くべき何かが見つかったような…

小山敬三 浅間

この絵は、品川プリンスホテルの巨大壁画の下絵となったものらしい。 軽井沢プリンスホテルウエストのロビーに飾られている。 画家、小山敬三とその作品を知る人は珍しいらしく、写真を撮るときに奇異な目で見られた。 この絵の真下には、椅子が置いてあって…

竹内まりや そのファンであり続けること

1980年春 以前付き合いのあった音楽家に宛てた2019年元旦のメールには、竹内まりやへの尊敬の念が記されていた。 何気なく読み返した後、「もう3年が経ったのか」と思った。 2019年は、竹内まりやの40周年記念の年だった。 CD「Turntable」がリリ…

北欧家具talo 伊勢原店が閉店 移転へ

すでにHPに掲載されたので、話題にしても良いと思う。 移転の話は、3月初めに聞いた。 正直に言って驚いた。 最近では、お店に何回か通い、山口さんと話をしている。 今の場所に移転して10年経ったという。 移転先は、神奈川県の秦野市。すでにHPでも地図が…

Ennio Morricone を聴くなら

大作曲家のエンニオ・モリコーネは数多くの曲を生んでいる。 曲の好みは、人それぞれだと思うが、 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカは たくさんの音楽家が演奏している。 この演奏は良い。ただそれだけしか表現しようがない。 向かって右側が、渡…

井の頭公園 写真家の生き方

かなり前のことなるが、東京・井の頭公園で毎週日曜日に露店が並んだ。 今でいうフリーマーケットとは違う。 使用済みのものの再利用・出品ではなく、手作りの品物を出品するという催しだった。その中にはもちろんリメイクもあった。 品物だけではなく、似顔…

Starckとペン

前々回の記事で書いたように、年末の大掃除で再発見したモノを紹介したい。 鉛筆とボールペン。 鉛筆の方は無印良品の製品のように見えるが、そうではない。 スターデザイナー、Philippe Starckが1998年にセブンイレブンのためにデザインした製品だ。 覚…

Lyle Maysが遺したもの

2回連続で音楽のことを書きたいと思う。 以前から書きたかったことだったが、もう片方で手掛けている音楽ブログは、インディペンデントに焦点を当てているので、正直なところ書きづらかった。 よくよく考えると、このブログに書くのは相応しいと思う。 20…

mona lisa Gary Peacock

筆者がファンだった、音楽家のゲイリー・ピーコックは一昨年亡くなってしまった。 一度だけライブを見に行ったことがある。1999年だったと記憶しているが、 会場はサントリーホールの小ホールだった。 ピアノトリオのライブで、ウッドベースがゲイリー・…

大掃除で見つけたもの① NORWEGIAN ICONS

年末に大掃除をした。流行(はやり)の断捨離とまではいかないが、 およそ20年ぶりに、不要なものを取捨選択した。 書類ケースや使わなくなったSDカードの中に、ずっと置きっ放しになっていた ものを見つけた。 見つかって良かった。危うく捨てるところだっ…

村井 啓哲 「LUX / MW」

早いもので、展覧会開催(於 外苑前ギャラリー360°)から1年半が経った。 すぐにブログに書く予定だったが、仕事が多忙だったこともあり、 手がけている音楽ブログともども、更新が滞ってしまった。 ロウソクの灯の揺らぎを音に変換して聴く、マルチプルの…