とタイトルにしたのだけれども、9月1日の会期終了までに、ロンドンに行く予定はない。
実は、外苑前のギャラリー360°で、ヨーコ・オノさんの誕生日2月18日を祝うためにファンの方々から画像やテキストなどを募集し、作品集として編集し、ご本人にプレゼントするという企画があった。
過去2回ほど同様の企画が行われているそうだ。
作品集は紙印刷になるが、ウエブ上で閲覧できると聞いて、問い合わせたら
応募した人しか見られないとのこと。
残念だった。ぜひともその作品集を見てみたかった。
もちろん、ヨーコ・オノさんとは面識はない。
しかし、ギャラリー360°で開催された展覧会には数回行き、作品も購入しているが、どれも20年ほど前のことになる。
ギャラリー360°の方々は知り合いだったこともあり、
問合せをした時に、ぜひとも応募してみてはいかがかとお誘いを受けた。
正直言って迷った。
確かに長いこと編集の仕事をしているが、アート系ではないし、
ふさわしい題材もない。
ふいに昔撮った写真のことを思い出した。
SDカードを確認したら、消さずにあった。
家内らと
此処に集いし
在りし夏
語らう傍ら
まぼろし思ふ
※古語の「家内」は「やうち」と読み、家族の意味。
ヨーコ・オノさんは、子息のショーン・レノン、ジョン・レノンと共に軽井沢の喫茶店「離山房」を何度も訪れていた。
別荘地に佇む「離山房」の広い庭の一角には、庵(小屋)がある。
1970年代の夏には、そこにヨーコ・オノ、ジョン・レノン、ショーン・レノンが集い語り合った。
ネット情報が溢れる今では珍しく無い話だが、
撮影した当時はあまり知られていなかったことだった。
上の写真がその庵だが、安いデジカメで撮ったことから、解像度不足でサイズも小さい。
紙印刷するには、350dpi必要というが、350に変換すると
今度はサイズが圧倒的に足りない。
結局諦めることになった。
最後の歌は、昨日訪れた旅館で書いた。
オーナー夫人は残念なことに一昨年逝去したそうだ。
一言二言、話したことがあったので、それを聞いて寂しくなった。
ロンドンには行けないが、近くギャラリー360°を訪れて
ヨーコ・オノさんの作品を観賞したいと思う。