知る人ぞ知る存在の某所に行ってきた。
知人のFさんの付き添いで、いろいろと興味深い場面に遭遇することができた。
一階は、工房とストックルームで、二階が展示ルームになっている。
これだけたくさんの名作家具が集った空間に入ったのは、生まれて初めてのこと。
3時間の滞在時間はあっという間に過ぎていった。
上の画像は、いずれもレイアウト変更前の配置のもの。この後、Fさんの美的センスのもとで、ビジネスパートナーとともに、テキパキと位置を変えて行った。
変更後の写真を撮るのを忘れるくらいの手際良さだった。
スカンジナビアの家具がほとんどだが、ピエール・ジャンヌレやシャルロット・ペリアンなどのフレンチのビンテージも扱っている。(ピエール・ジャンヌレはスイス出身だが、フレンチ家具という括りで語られることが多いので、ここではそういう表現をする)
同じ陳列だが、少し角度を変えて撮ってみたが、比べてみて印象が違うとも思えないけれど、折角撮ったのでアップします。
構築美と造形美に溢れたプロダクツ群。
コルビュジエのもとに集ったデザイナーたちだけのことはある(注・それ以外のデザイナーの作品もある)。
異彩を放っていたスワンチェア。過去に何回も見ているが、このディスプレイの中にあっても、ヤコブセンのデザインは独特だと再確認した。
このシャンデリアがとても印象的だった。VILHELM LAURITZENの作品。復刻版ではなく、オリジナルとのことだった。
AP(アンカーペーターセン)のソファや椅子も気になったし、オーレ・ヴァンシャーのコロニアルチェア、モーエンセンのロッキングチェアも良かった。
初心者から、マニアまで、さまざまな層のユーザーが満足するお店だと思う。
Fさんは、インテリア(内装)とディスプレイ全般を手掛けている。その美的センスは抜群だ。他業種・業態の店舗のインテリアデザインなどにも関わって、業績向上に貢献している。
過去10年間以上、一言二言の挨拶を交わす間柄だったのだが、じっくりと話す機会に恵まれたのは今回が初めてだった。
その多才さには驚いた。本業に限らず、インテリア施工や映像、コンサルティングなど、さまざまな分野において有言実行できちんと実績を上げている。
往復の道中含めて、5時間、楽しく過ごすことができた。
機会をくれた、Oさんに感謝します。