Ginzaの中綴じにあった、川内倫子の写真がとてもインパクトがあった。
ファイスブックのGINZAの公式ページにあったのを上に貼ったのだけれども、彼女の写真の良さがまったく出ていないので、どこがすごいのかをわかってもらうのは難しいと思う。
端的に言うと、川内倫子の美徳である「光」がうまく出ていない。
jpegファイルではないので、まあ仕方がないかも。
スキャンしてもダメかな。
川内倫子は、広告写真も撮っていて、いろいろな雑誌で見かける。この間も、ボルボの新車(V40)を撮ったのを見た。
でもやはり、芸術写真なんだよなあ。
森山大道があるカルチャー誌で、(商品としての)スニーカーを撮っていたのを思い出した。
共通しているのは、芸術の側面が強くて、広告写真に欠かせない「物欲をそそる」ようなものになっていないこと。
自分の仕事の話になるが、以前、舞台芸術を得意とするカメラマンにブツ撮りを依頼したことがあったのだけれど、
やはり「作品」になってしまったのだった。
もちろん、クライアントは不機嫌になった。
でも、最近「物欲を誘わない」広告写真って結構多いような気がする。アーティスティックなんだな。
アート=広告、という構図になりつつあるのか、どうなのでしょうか。