本質を理解できないひとたちには、何を言っても無駄であろう。
彼らは、本能のおもむくままに扇動する。ひたすら情緒的であり、もっぱら劣情に支配される民である。
物欲に支配され、どうしてよいか分からずに右往左往する。
物の背後に潜む、精神性や歴史を知ろうとはしない。扇情の虜だ。
私は、洋服のことなど書くべきではないと思っていたが、そうしたひとびとと自らを差別するためにこの一文を
したためることにした。
物には、精神が宿っている。精神とは、何かと問われると、それは物自体が有している歴史にはじまり、霊的な感性を示す。
私はそのように信じてきたし、今でも信じている。