先月に発売すると知って、ものすごく楽しみにしていたアルバム。久々に発売を心待ちにするポップスのCDだった。
発売当日の午前に購入し、午後は3時間ほど聴き込んだ。2枚組とはいえ、ジャズや即興意外で3時間聴き込んだのは20年ぶりくらいではないだろうか?
陽も落ちる6時くらいになると、西に沈む太陽を見た。
雲がところどころまだらになった夕焼けだった。
いてもいられなくなって、外に出た。
近くの公園へ向かう。手には写真機(IXY70)を持っていた。
以前から、惹かれていた、公園の向こう側にある教会の十字架。
日が暮れると、十字架は灯りに照らされて、夕闇に浮かぶ。
写真を撮りたい衝動にかられたのは、生まれて初めてだった。
本業のブログの写真は、読者サービスのための義務感100%の作品ばかりで、仕方なく撮っているのが本当のところだ。前に作っていたブログも写真を撮るのが嫌で、最後の方は作風が荒れていた。
写真機を持ちながら、自分でも驚いていた。
十字架には灯りが点いておらず、撮るのを断念したものの、あの写真を撮りたいという衝動は何なのだったか?
これが音楽のもつ力なのか?