ジレッタント 彷徨と喜憂

物見遊山が好きです

デザイン・建築

北欧家具talo 伊勢原店が閉店 移転へ

すでにHPに掲載されたので、話題にしても良いと思う。 移転の話は、3月初めに聞いた。 正直に言って驚いた。 最近では、お店に何回か通い、山口さんと話をしている。 今の場所に移転して10年経ったという。 移転先は、神奈川県の秦野市。すでにHPでも地図が…

Starckとペン

前々回の記事で書いたように、年末の大掃除で再発見したモノを紹介したい。 鉛筆とボールペン。 鉛筆の方は無印良品の製品のように見えるが、そうではない。 スターデザイナー、Philippe Starckが1998年にセブンイレブンのためにデザインした製品だ。 覚…

大掃除で見つけたもの① NORWEGIAN ICONS

年末に大掃除をした。流行(はやり)の断捨離とまではいかないが、 およそ20年ぶりに、不要なものを取捨選択した。 書類ケースや使わなくなったSDカードの中に、ずっと置きっ放しになっていた ものを見つけた。 見つかって良かった。危うく捨てるところだっ…

MMoP

長野県御代田町の旧メルシャン美術館の跡地では、大手ストックフォト、amanaの主宰で2018年、2019年夏季に写真展覧会”photo miyota”が開かれた。 確か2019年だったと記憶しているが、amanaと御代田町との間で協定が結ばれ、跡地に写真ミュージアムが開館する…

Life in Art Auction @IDEE TOKYO

先週、行きつけの本屋に行ってきたら、ブルータスの新刊号が並んでいた。 タイトルを見たら、農業の特集だった。 品薄になっていて、もう少しで完売になりそうな勢いだった。 最近は、モノを特集した号がほとんどないように思うが、モノを扱うカタログ的な他…

初めてのシャンデリア

ネットで一目惚れして購入したシャンデリア。 写真で見ると、その存在感から、とても大きな印象を受ける。しかし、実物を見てみると、ちょうど良いこじんまりとした大きさだった。 フランスからの輸入物だそうだ。 それはともかく、部屋に合うのかが心配だっ…

某所 訪問記

知る人ぞ知る存在の某所に行ってきた。 知人のFさんの付き添いで、いろいろと興味深い場面に遭遇することができた。 一階は、工房とストックルームで、二階が展示ルームになっている。 これだけたくさんの名作家具が集った空間に入ったのは、生まれて初めて…

掘り出し物 個人輸入 Alva Aalto Model 2 arm chair

アアルト は、共同創業者だったアルテック以外のメーカーでも製品を発表している。 この椅子は、Model 2と言われる製品で、10年ほど前にアルテックから復刻版が発表された。 これは、1930年代のもので、座面は張り替えられていると思う。メーカーは、フィン…

掘り出し物 個人輸入 Bruno Mathsson Berit Table

これも北欧のオークションで手に入れたプロダクト。Bruno Mathssonがデザインした、 バタフライテーブル「Berit」。メープル突き板合板で、驚くほど軽い。車輪の滑りは良く軽快に移動する。ただ、フローリングにゴム特有の跡が付くのが玉に瑕。 Mathsson Int…

掘り出し物 個人輸入 Holmegaard Michael Bang Ceiling Light

3年前に、オークションで手に入れた、Holmegaard社製のRoyal Copenhagen 「Mandarin」(Ø 45 cm)。Michael Bangのデザイン。配線の関係もあるうえ、ペンダントライトは余っていて、付けるところがないため、そのままお蔵入りになっている。 (このページの…

某氏のオフィス

某氏の部屋です。 いつものままの、飾り気ない姿らしい。 デジカメが壊れており、スマホで撮ったので、あまりよく撮れませんでした。 蚤の市やネット、それに平塚のショップ「TALO」で購入したものの数々。 「TALOは平塚に越す前から通っていた」と某氏。 ラ…

スカンジナビアデザインのこと⑥

スウェーデンの家具のことについても書かなければならないと思っていた。 最初に買った北欧のイージーチェアは、ブルーノ・マトソンのミナだった。新宿にあるビームスJapanで購入した。1998年の秋だった。 ただ、このプロダクツの良さが分かったのは、つい最…

スカンジナビアデザインのこと⑤

今日はずっと、モダニズムのデザインの特徴って何だろうか?と考えていた。 スカンジナビアデザインを考えるうえで避けて通れない要素だと思うからだ。 単なる脱線か、もしかするとそうかも知れない。 すでに言い尽くされているコルビュジエとミースについて…

スカンジナビアデザインのこと④

1998年に仕事の関係で渡欧が決まり、中央ヨーロッパに行くことになった。 6月のことだった。 ドイツ、スイス、フランス、オランダを周ったのだが、ドイツのハノーバーを訪問した時に転機が訪れた。 同行したクライアントとともに、ハノーバーの総合エネルギ…

スカンジナビアデザインのこと③

スカンジナビアのプロダクツがある店にはよく通った。 ビームスの玉川高島屋店にも行った。ここは店内の内装が変わっていて、オープンなスペースの、一段高い場所に独立したデザインプロダクツのコーナーを設けていた。 新宿店とは若干品ぞろえが異なってい…

スカンジナビアデザインのこと②

それで、無意識のうちにモダンデザインの家具を探すようになった。当然のことながら、今までの古典的な家具を売り払うことを決めていた。 1997年から、インテリア家具を扱う店をいろいろと回るようになったんだ。 新宿にビームスジャパンが出来たのはこの年…

スカンジナビアデザインのこと

「昔はこうだった、ああだった」と言った時から、すべての終わりが始まると考えているから、昔を振り返って語るのは嫌なんだ。 でも最近方々で、無理解から来る誤解が生じてしまって、本当に辟易することが多くなった。 だから、初めてスカンジナビアデザイ…

茶房・読書の森

昨年の夏に初めて訪ねた長野県の小諸市にある喫茶店。 小諸城址から、坂を下って橋を渡る。 山を越えると、目の前に広がる丘を通る一本の道がある。 両端は、草原(だったと思う)。 この道を抜けると一軒家が見えてくる。 最初は、革マルの根城かと思い(笑…

おことわり

「ミーハー」という言葉を、西洋の言語に翻訳するのに、いろいろあったみたいだ。 かつて来日中のブルーノ・タウトが日光東照宮を見て、「キッチュ」と表現したため、反発した日本国内の勢力があったという。 確かに、広辞苑などをみると、「キッチュ」の意…

Soren Hansen

Soren HansenのCanada Chair。 Soren Hansenは、デンマークの世界的な家具メーカー、Fritz Hansenの元社長(1955年-1975年)。指物技術士の資格を持っている、職人的なデザイナーだった。 以上は、織田憲嗣著の「デンマークの椅子」(光琳社出版・初版)から…

Kitka design Toronto

一昨年だったか? Yngve EkstromのArka chairを検索していたら、このブログを偶然発見した。 Kitka design Tronto JohnとJuliの若い男女二人がやっているブログ。 毎日見ている。 北米の白人たちがどのように北欧デザインを見ているかは、大いに興味があるん…